家庭教師に求められること

家庭教師をしていて思うのは、家庭教師の資質は、受講生の成績に大きくかかわりがあるということである。もちろん、親の見込み違いで実はやる気のない子や、うまということもある。しかしそれでも生徒の成績を決めるのは、実際には家庭教師であるというのは事実である。

家庭教師は、まず勉強がかなりしっかりできていないといけない。元となる知識が半端では、人に教えようがない。実は、いわゆる中学・高校の勉強というのは、成績が良かったり、勉強が嫌いだった人ほど、過去の出来事に位置づけたがるが、実際には追及すべき余地は、受験で十分な点を取る以上にある。実際に成人しても、分野の専門職でない限り、センターレベルで80%取れる人は、それほどいない。しかしその上に、中学・高校の勉強には、現代社会の教養に結びつく、重要な知識が控えており、そういったものの重要性や、おもしろさに、教師をしながらも惹かれている人間のほうが、内容について充実したものが教えられる。逆に言うと、高学歴だからとふんぞり返っているのとか、教師の役割は入り口を案内するものと、過剰に自由放任では、のびない。

それと同じくらい重要なものがある。それは、教え方とか情熱とか、子供が好きかどうかという教師としての資質である。本当に子供が好きで情熱を持っている人は、案外ここに書いているような、能書きは垂れないことが多い。子供は本当に伸びるし、潜在的にはいろいろと大人になるのが不安なので、何かよさげなことを教えてくれそうな大人の話は、一生懸命聞くようにできている。猛烈に吸収するかは、教え方が練れているというのと、子供本人の考え方や性格も十分に考慮する必要がある。ただ、所詮日本の学生は、ペーパーテストがすべてなので、人生君やいわゆるいい話をすべきではない。そういった人生の師は、ということは別に必要であるということだが、常にペーパーで点を取って前に進むという、クイズ的にな、即物的な側面を常に心に留めておこう。